心臓は、右心房の上部にある「洞結節」で発生した電気刺激が伝わることによって拍動しています。
この電気刺激の信号を体の表面で捉えて波形として記録するのが「心電図検査」です。心電図検査には、
安静時心電図、ホルター心電図、運動負荷心電図等があります。
安静時心電図とは健康診断などでも行われる基本的な心電図検査です。
この検査では、15 秒ほどの短時間の心電図しか記録できないので、たまにしか起こらない不整脈や狭心症の
発作はなかなか捉えられません。
一方、ホルター心電図は胸の5 カ所に電極をつけ、携帯型の記録器を装着し、普段通りの生活をしながら
24 時間持続的に心電図をとります。睡眠中に発作が起こるような人に特にこの検査は重要です。
ただし、たまにしか発作が起こらない人には、一度の検査では異常を捉えることが難しいこともあり、何度か検査
する必要があります。
また運動負荷心電図は運動して心臓に負荷をかけた時の心電図をとる検査です。具体的には、固定した自転
車のような装置のペダルを漕ぐ「エルゴメータ法」やベルトコンベアのような装置の上を歩いたり走ったりする「トレ
ッドミル法」があります。現在では治療として心臓リハビリで使用されています。
トレッドミル エルゴメーター
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